社員紹介
iPS細胞由来の立体網膜で
患者さんの視機能回復を目指す
再生・細胞医薬
再生・細胞医薬神戸センター
ティッシュエンジニアリンググループ
薬学研究科修了 2013年入社
2013年 ゲノム科学研究所
2013年 再生・細胞医薬事業推進室
2015年 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
大学院での研究テーマは多剤耐性菌でしたが、祖母の病気をきっかけに、CNS領域に興味をもち、住友ファーマを志望するように。
会社説明会や先輩社員から実際に話を聞き、自分の手でどんどんアイデアを出し、新しい研究に挑戦できる環境がある点に魅力を感じました。 また、関西に研究拠点があるということも選んだ大きな理由です。
住友ファーマは、理化学研究所と共同でiPS細胞由来の立体網膜を用いた網膜色素変性の治療の実用化を目指しています。
私はこのプロジェクトメンバーとして、網膜組織(視細胞)移植による視機能回復を目指すとともに、より薬効のある細胞医薬や、適応拡大ができるような細胞医薬の研究に取り組んでいます。
理研や住友ファーマの多くの研究者の方々と密にディスカッションしながら、自分のアイデア・サイエンスで前に進めることができることに魅力を感じます。
日々、仮説を立て、iPS細胞に低分子や化合物を加えて分化させるのですが、細胞のドラマティックな変化はとても面白く、特に上手くいったときは鳥肌が立つほど感激します。予想を超えた結果が得られたときの達成感は格別です。
再生医薬の研究は臨床に直結しており、そのまま患者さんに届くという距離の近さが魅力です。
まだまだ乗り越えなければならない壁はたくさんありますが、1日も早く、より高機能でより患者さんに喜ばれるような次世代の細胞医薬の作製に挑戦したいと思っています。
- 09:00
- 出社、メールチェック、実験計画を立てる
- 09:30
- プロジェクトチームでのミーティング
- 11:00
- 実験開始
- 12:00
- ランチタイムプログレス会議(昼ごはんを食べながら進捗会議)
- 13:00
- 実験再開
- 15:00
- コーヒーを飲みながら研究のディスカッション
- 15:30
- 実験再開
- 17:00
- 実験結果のまとめ、発表資料や報告書の作成
- 18:00
- 退社 理化学研究所のメンバーとフットサル
- 21:00
- 帰宅後、論文執筆
研究に忙しい毎日ですが、早く終わった日は、理研のメンバーとフットサルを楽しみます。
ゲームの合間に、研究の進捗報告も(笑)。これも大切な時間だと感じています。休日は子どもと動物園や水族館へ。現在、象とペンギンがお気に入りのようで、一緒に観察しています。
「もっと、ストイックに!」
道筋のない再生・細胞医薬研究。でも、新しいことにチャレンジする面白さとやりがいはとても大きい。日々の忙しさに負けず、実験だけでなく多方面に目を向け、挑戦を続けていきたいと思っています。