MY PAGEENTRY2025卒

社員紹介

薬づくりを技術で支える
プラントエンジニアの
エキスパートとして、
工場を総合的かつ柔軟にサポート

プラントエンジニアリング

生産本部
鈴鹿工場 工務部 設備設計グループ
理工学研究科修了 2007年入社

CAREER STEP

2007年 生産本部 茨木工場 工務部
2011年 住友化学株式会社 大分工場 工務部(出向)
2014年 生産本部 大分工場 製造部 製剤課
2019年 住友制葯(蘇州)有限公司 蘇州工場(出向)
2022年 生産本部 鈴鹿工場 工務部 設備設計グループ

入社動機

大学院で化学工学を学んでいたこともあり、化学分野の生産設備の検討や導入に関わる仕事に就きたいと考えていました。中でも製薬に興味をもったのは、つくり出したものが最終製品に直結している点でした。

用途が多岐にわたるがゆえに最終製品が見えづらい化学分野にあって、製薬は確実に薬という身近な製品になります。人の生活に結びつき、患者さんの治療やQOL(生活の質)向上に役に立つ薬づくりはとてもやりがいがあるのではないかと思い志望しました。

ちょうどその頃、住友ファーマはグローバルに展開を加速するという目標を掲げ、積極的に事業を推進していました。その目標達成に自分も挑戦してみたいと思ったのが入社を決めた理由です。

現在の仕事について

工務のミッションは、医薬品の研究および商用生産のための、設備の導入計画や予算立案、仕様設計、導入を通じて事業を推進していくことです。

これまで4つの工場を経験し、主に建屋の改修やPTPシート・バイアル充填などの包装工程を担当してきました。

工務の仕事は、まさに何でも屋。プラントなどの大型設備投資から生産ラインの導入、設備の更新、事務所内のレイアウト変更まで、職務内容もさまざまです。現場のニーズに応えるために工場のメンバーの意見に耳を傾け、安全面やコスト、各種法規を鑑みながら業務を進めていきます。

どの業務も広範囲にわたる知識、経験が必要とされます。これまでやったことのない業務に戸惑うこともありますが、すべて人々の健康・命に関わる大切な業務。 生産設備に関するマルチプレーヤーとして、最適解を提供できるよう努めています。

やりがいを感じること

20229月に中国・蘇州から帰国。中国では、新規の生産ライン導入を担当しました。欧州メーカーの設備を導入し、テスト~生産を軌道に乗せていくのが私の使命でしたが、国による法規や手続き、文化の違いに四苦八苦。

その時何よりも大切だと思ったのは、相手を尊重し、認めながら柔軟に対応する力、コミュニケーション力でした。困難な時ほどその状況を楽しみ、変化へ適応する挑戦心と業務推進力が大事になると思っています。

一番やりがいを感じたのは自分の関わった設備がきちんと生産に寄与できたとき。計画段階から関わり、予算見積、基本設計、メーカー選定、発注、製作の確認、搬入・据付、試運転といった一連の流れ全てを担当しました。

設備が、きちんと形になり、その後何年間も様々な薬の生産に使用されることは、社会貢献を身近に感じることができ、がんばってよかったと思いました。

これから挑戦したいこと

やってみたいことはいくつかありますが、そのひとつは、製剤工程です。

実はまだ、打錠やカプセル充填などの製剤工程を担当したことがないため、ぜひやってみたいと思っています。

もうひとつは、再生・細胞医薬分野です。住友ファーマは、2018年にiPS細胞を使った細胞医薬品を作るための専用プラント「SMaRT」を竣工しています。こうした新しい分野にもチャレンジしてみたいと思っています。「細胞医薬品で世界をリードする」という目標遂行のために、工務が果たすべき役割はたくさんあるのではないかと思います。

会社が目指す画期的な医薬品を世界の患者さんに提供する日を共に夢見て、薬づくりの現場である当社のすべての工場を総合的かつ柔軟にサポートし、実現していきたいと思います。

ONE DAY TIMELINE

08:20
出社、メール確認
09:00
工事管理業務/協議事項確認
10:00
設備導入のための書類/図面の作成
12:00
昼食
12:45
工事管理業務
13:30
関係部署・メーカーとの打合せ、書類の確認
16:00
工事管理業務、工事会社と打合せ
17:00
退社

休日の過ごし方

現在、鈴鹿工場に単身赴任中なので、休日は自宅のある大阪に戻り、家族と共に過ごしています。
海外赴任中を含め、ビデオチャットでのコミュニケーションが中心だったこともあり、今は子供と遊んだり、夕ご飯を作って一緒に食べたりする時間を大切にし、家族との時間をできるだけとれるようにしています。

私の「もっと」

「もっと、幅広く、もっと、深く」

これまで4つの工場で多様な業務を経験し、それに対応するための力を身に付けてきました。その一方で、自身の強みとなる深い知識を持つ専門分野はまだ確立できていないのではないかと感じています。

今後は自身の強みとなる分野を強化し、専門家として頼られる立場になると共に、さらに業務の幅を広げて複数の工場を跨ぐ仕事ができる人材になりたいと思っています。

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